11月9日(土)に、ぷれしゃす可部の創立1周年を記念し開催された教育セミナー。
テーマは、
「学びの意欲は学習環境で変えられる
~UDL(Univesal Desain for Learning)の実践から~」
講師は、ぷれしゃす可部のプログラム責任者であり、
広島大学大学院人間社会科学研究科教授でもある栗原慎二先生。
個別学習ルームぷれしゃす可部で行っている学習支援に興味関心のある保護者のかたをはじめ、スクールソーシャルワーカーさんなど、多くの方がご参加くださいました。
■ぷれしゃす可部のUDLって何?
ぷれしゃす可部では、個別学習が自らできるように、子どもによってさまざまな方法で支援を行っています。支援といっても、勉強を手取り足取り教える、というわけではありません。子どもが自分で考え、行動できるようになるための働きかけをしている、という意味です。
栗原先生からは、改めて「なぜ学習ルームか」「UDLとは何か」「なぜUDLが必要なのか」などについてお話しいただきました。
学習支援を必要としている子どもたちに、本当に必要なことが何か、その内容に保護者のかたたちも大きくうなずきながら耳を傾けておられました。
■ぷれしゃす可部で子どもが変わる仕掛けとは?
さらに今回は、実際にぷれしゃす可部で学習支援を担当しているスタッフから、子どもたちにどのような支援を行い、どういう変化があったのかの報告もありました。
たとえば・・・
・学習に取り掛かるまでに時間がかかってしまうAさんに、あるアイテムを使うことを提案したところ、自分に適したタイプの違うアイテムを自ら考案し、それが自信につながり学習への取り掛かりも早くなり学習意欲が高まった。
・集中が途切れがちだったBくんは、スタッフがBくんのようすをよく観察し声をかけるタイミングやことば、距離感などを工夫。学習に集中できる時間が以前より長くなり、心がよそにいっていることに自分で気がつくことができることが多くなった。
ぷれしゃす可部には、いろいろな子どもが通っています。それぞれに個性や特徴があるので、スタッフの対応も一人ひとりに合わせて行っています。今回のご報告ではごく一部でしたが、写真を見ながらの具体的な説明で、保護者のかたたちも身を乗り出して話を聞いてくださっていました。
■ぷれしゃす可部ってどんなところ?
講師のお話しのあとは、会場を通常の学習ルームの形態に戻し、担当スタッフが個別にお話しを伺う見学会が開かれました。
お子さまのようす、保護者のかたたちのお悩みなどを聴きながら、ぷれしゃす可部での学習法について詳しく聞いていただくことができました。
興味津々で、ご両親でしっかり聞いてくださった方もおられ、感謝です!
ぷれしゃす可部は、ふつうの「塾」とは違います。
今回の研修では、プログラム責任者の栗原教授や実際に学習支援を担当するスタッフから
子どもが変わる仕掛けとは?UDLって何?塾ではなく「個別学習ルーム」と呼ぶ理由は?
など詳しくお話しいただきました。
個別学習ルームぷれしゃす可部の目的は、お子さんが『自主的に学ぶことの大切さと楽しさ』を知ってもらうことです。
お子さんによっては、習得する時間やスピードは違います。
それでもお子さんの日々の少しずつの成長を感じられるのが、スタッフの喜びとやりがいにもなっています。
保護者のみなさまにも、ぜひ同じ思いを感じていただけたら、と心から願っています。
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創立1周年記念キャンペーン開催中!(~2024年12月9日まで)
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